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大腸カメラで「いぼ痔がある」と言われた方へ


― 内痔核は本当に治療や手術が必要? ―

「大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)で“いぼ痔があります”と言われました。治療が必要ですか?」

最近、このようなご相談が非常に増えています。

結論からお伝えすると――
症状のない内痔核の多くは、治療の必要はありません。


大腸カメラでいぼ痔が見つかるのは珍しくない

大腸カメラ(正式には
下部消化管内視鏡検査
では、直腸から肛門まで観察します。

その際、高頻度で見つかるのが
内痔核 です。

実は内痔核は成人の多くに存在し、
“あること自体”は病気というより体質に近い状態とも言えます。

つまり、

  • 大腸カメラでいぼ痔があると言われた
  • すぐに治療や手術が必要

というわけではありません。


内痔核の手術適応はどのくらい?

内痔核は重症度(グレード)で分類されます。

グレード1〜2

  • 出血はあるが自然に戻る
  • 軽度の違和感のみ
  • 多くは保存療法で十分

グレード3

  • 脱出し、指で戻す必要がある

グレード4

  • 常に脱出して戻らない

一般的に手術を検討するのは:

  • グレード3〜4
  • 出血が止まらない
  • 貧血を伴う
  • 保存治療で改善しない

つまり、

「たまたま見つかっただけ」の内痔核は手術適応ではありません。


なぜ「いぼ痔があります」と言われて不安になるのか

大腸内視鏡を専門とする医師の中には、
肛門疾患を専門的に診療していない場合もあります。

そのため

  • 所見としては伝える
  • しかし重症度や治療適応までは説明されない

結果として、

「手術しないといけないのでは?」
「放っておいて大丈夫?」

と不安になり、受診される方が後を絶ちません。


大腸カメラは“ポリープだけ”を診る検査ではありません

大腸カメラは

  • 大腸がん
  • 大腸ポリープ
  • 炎症性腸疾患
  • 直腸病変
  • 肛門疾患

まで評価できる検査です。

しかし、
肛門疾患まで適切に評価できるかどうかは医療機関によって異なります。


大腸も肛門も総合的に診られる医療機関という選択

当院では

  • 大腸カメラ
  • 肛門診察
  • 内痔核の重症度評価
  • 保存療法
  • 手術適応の判断

まで一貫して行っています。

「大腸カメラでいぼ痔と言われた」
「内痔核は手術が必要か知りたい」
「痔の出血が心配」

このような方は、
大腸と肛門を総合的に診られる医療機関での評価をおすすめします。


まとめ|大腸カメラでいぼ痔と言われたら

✔ 内痔核は非常にありふれた状態
✔ 症状がなければ基本的に治療不要
✔ 手術はグレード3〜4または持続出血例
✔ 不安な場合は専門的評価を

大腸カメラを受ける際には、
「大腸だけでなく肛門まで責任を持って診られるか」も重要なポイントです。

当院では、大腸と肛門を一体として評価し、
本当に必要な治療だけをご提案しています。

安心してご相談ください。